この記事では、最低限男性が取得したい育休の期間や、育休を取得するメリットを紹介します!
- 育休を取得するか悩んでいる方
- 育休を何カ月取得するか悩んでいる方
- 育休を取得するメリットを知りたい方
少しずつ取得する人が増えてきている、男性の育休。
2022年に厚生労働省が行った調査によると、17.13%で過去最高の水準になりましたが、10人に2人程度なのでまだまだ全体的には少ないです。
ただ、従業員1000人超の企業に絞った調査では、男性の育休取得は46.2%、平均取得日数は46.5日というデータもあるので、大企業では中小企業よりも育休を取得する人が多くなっています。
そこで本記事では、男性が育休を取得するメリットと、最低3カ月は取得したい理由について紹介します。
育休を取得するか悩んでいる方、何か月取得するか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
産後の恨みは一生という言葉もあるぐらいなので、とことんパートナーのケアに尽くしましょう!
男性が育休を取得するメリットと最低3カ月は取得したい理由
男性が育休を取得するメリットと、最低3カ月は取得したい理由を紹介します!
産後の女性の死因の第一位は自殺
国立成育療養研究センターが行った調査によると、産後の女性の死因の一位は自殺で、1カ月~4カ月、8カ月~9か月が多くなっています。
また、産後うつのピークは、産後2週間から1カ月とされています。
ホルモンの急激な変化や睡眠不足、慣れない育児に対する不安などが産後うつの原因とされています。
自殺をしてしまうほど状態が悪化してしまうことが稀だとしても、男性が育休を取得し、育児をメインで行うことによって、睡眠不足や慣れない育児に対する不安は緩和することができます。
1年間育休を取得することが難しくても、パートナーが落ち着くまでの間は、仕事を休んで全面的にサポートすることが重要です。
1カ月~4カ月は産後うつ、8カ月~9か月は育児期のうつと呼ばれています!
出産後の体のダメージを甘く見ない
出産後の体の状態を表すのに交通事故で言うと全治1カ月と言われますが、ぶっちゃけ想像しにくいです。
あれだけお腹が大きくなって、あんなにでかい赤ちゃんが出てきて、1カ月程度で体調が元通りになることが難しいというのは、男性でも容易に想像できると思います。
体調が戻っていない状態で育児や家事をさせられたら、文句を言う自信しかないです(笑)
また、出産を終えて体が元に戻るまでの6週間から8週間ほどの期間を産褥期(さんじょくき)と言い、この期間に無理をすると、骨盤が歪んだり、子宮の回復が遅れたり、後々の生活にも影響します。
安静に無理なく過ごしてもらうために、この期間は特に男性が育児や家事をメインで行うことが重要です。
この期間に助けてもらえると、2人目や3人目を作った時も安心だなと思えます!
赤ちゃんがまとまった睡眠をとりだすのは4カ月頃から
赤ちゃんは生後3か月ぐらいまでは短時間の睡眠を繰り返し、4カ月頃から比較的長い時間まとめて寝てくれることが多くなります。
そのため、3カ月程度は育休を取得し、1日ごとぐらいで夜中に起きたときの担当を決めておけば、親の負担もかなり軽減できます。
睡眠不足は判断力が低下したり、うつ病の原因になったり、良いことがありません。
ホルモンバランスが乱れて産後うつになりやすい時期でもあるので、短時間睡眠が続くこの期間は育休を取得し、どちらも睡眠時間をしっかり確保できるように備えるのがおすすめです。
男性自身も短時間睡眠で仕事するとミスをしてしまったり、、現場作業だと危険ですね!
出産後の夫婦関係を良好に保てる
出産後の夫婦関係を良好に保てるかは、一緒に子育てをしたかで決まります。
女性の彼氏・夫への愛情曲線は出産直後から回復グループと低迷グループに別れ、その差は縮まるどころか、開く一方です。
高校入学時にはほとんど0になるので、この場合は子どもが自立し、大人になって親元を離れた後、二人で仲良く暮らしていくことは難しいです。
もちろんすべての夫婦に当てはまるわけではありませんが、人生で一番しんどい、苦しい時期にパートナーが助けてくれるかは重要です。
これこそまさに産後の恨みは一生です!
子どもの成長を見逃さずに済む
育休を取得することで子どもと過ごす時間が増え、子どもの成長を常に見ることができます。
0歳児の成長は驚くほど早く、1日1日の時間がとても貴重です。
生まれてすぐの頃は表情はあまり変わりませんが、1~2カ月経つと、表情が豊かになったり、自分の手を認識し、動かせるようになったり、飽きることなくずっと見ていられます。
父親が子どもと一緒に過ごせる時間は約3年4カ月と言われ、とても短いので、成長が早い赤ちゃんの時期は育休を取得することをおすすめします。
仕事のために、我が子の成長を見逃すなんてもったいないです!
育休を取得した時に感じたこと
育休は取得したいけど、上司や同僚の理解が得られそうにない、職場の人手が不足している、育休後の昇格や昇進等に影響が出そうなどの理由で育休取得を悩む人もいます。
私も実際に育休取得を報告した時は、年齢の近い同僚の理解は得やすいと感じましたが、40代、50代の人たちからは、男性が4カ月も育休を取得して何をするの?と、言われたこともあります。
常識や当たり前が違うのである程度予想はしていましたが、実際に言われると、やっぱりそういう人もいるんだなと思いました。
まず、育休は国の制度なので、会社側は断ることができません。
自分が休む分はその分の人員を補充したり、誰かがカバーしなければいけないのは事実ですが、育休を取得する人は20代、30代が多く人事権を持っている人は少ないと思います。
なので、妊娠が分かった時点で早めに上司に育休は〇ヶ月取得しますと報告し、あとは人事権を持っている人にお任せしてください。
早めに報告することで、調整期間が長くなり、妊娠直後に報告した場合は9カ月程度の時間ができます。
自分にできること(早めに報告)はする必要がありますが、できないこと(人事など)は頑張ってもできません。
9か月もあれば社内の人員の配置で調整したり、臨時で職員を雇ったり、調整する期間は十分あります。
それで調整してもらえなければ、人事権を持っている人の調整、管理不足なので、こちら側が特に気にする必要はないと思います。
私は妊娠がわかった時点で、育休を4カ月取得することを報告しました!
また、育休の期間は会社都合ではなく、自分の家族の都合で決めてください。
会社的に1カ月程度で復帰した方が良さそうではなく、パートナーと相談し、4カ月ぐらいは取ってほしいと言われたら、4カ月取得しましょう。
会社は転職することも可能です。
育休を取得することで何か不快になることを言われたり、不当な扱いを受けるのであれば、会社に居続けなくてもよいと思います。
パートナーは関係が悪くなったから離婚というわけにもいかず、そもそもそんなことは望んでいないと思うので、会社よりもパートナーとの関係を優先するべきです。
一生に一度しかない新生児期の子どもとの時間や、出産後のパートナーをできるだけケアできるように、育休は3カ月取得することをおすすめします。
パートナー、子どもともに、その後の関係性にとても大きな影響を与える期間なので、家族との時間を優先してください!
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