この記事では、20代の夫婦が産後クライシスを避けられた方法や、産後におすすめのアイテム、過ごし方について紹介します!
- 産後の生活が不安な方
- 産後に夫婦関係が悪くなっている方
出産後2~3年ほどの間に夫婦仲が悪化し、夫婦関係が危機的状況にあることを表す、NHKが提唱した用語である産後クライシス。
待望の子どもが生まれ、幸せに満ちているはずの産後に起こり、離婚の原因となってしまうケースも少なくありません。
本記事では産後クライシスの状態にならなかった夫婦が、産後クライシスにならないために重要だと思うことや、産後におすすめのアイテム、過ごし方について紹介します。
産後クライシスになるか不安な方だけでなく、産前にとても仲が良かった夫婦でも起こる可能性があるので、幸せな産後を過ごせるようにぜひ参考にしてみてください!
生活が一変するので、多少の衝突や喧嘩は起こる可能性が高いですが、夫婦関係が危機的状況になるのは避けたいですね!
離婚件数全体の約4割が、産後2年以内に離婚しているので、夫婦関係にとって産後がいかに重要な時期かがよくわかります!
産後クライシスが起こる原因
まずは、産後クライシスが起こる原因について紹介します!
ホルモンバランスが大きく変化する
出産後は女性ホルモンのバランスが大きく変化し、精神的に不安定になりやすかったり、自律神経に影響が出ると言われています。
自律神経が乱れ交感神経が優位になると、気が張っている状態になり、イライラしやすくなります。
産後3週間程度はすぐにイライラして、ほぼ毎日口論していましたが、その後は精神的な状態が全然違い、ほとんど口論しなくなりました(笑)
また、母性本能が強くなり、子どもを守らなければという気持ちが強くなるので、周囲に対して攻撃的になってしまい、神経質になってしまう女性も少なくありません。
ガルガル期と呼ばれる状態ですね!
男性も、普段とは違う状況だということを分かったうえで、パートナーと接することが重要です!
生活が大きく変化する
出産後は夫婦ともに生活が大きく変化します。
特に女性は家族以外の人と接する時間が少なくなり、子どもと家の中にいる時間が増え、リフレッシュする時間が取れずに、ストレスが溜まりやすい状況になります。
また、3時間おきに授乳をする必要があるので、睡眠時間が短くなり、ホルモンバランスとの問題も重なって、さらに感情のコントロールが効きにくくなります。
赤ちゃん主体の生活になることで、お母さん、お父さんともにリフレッシュする時間が取れず、精神的な余裕がなくなり、パートナーを思いやる余裕もなくなってしまい、相手に対して不満が溜まりやすくなります。
家族が増えて、生活が変わることはしょうがないので、お互いが育児に早くなれて、ペースをつかむことが重要です!
育児のバランスが偏る
育休の取得率が増えてきたとはいえ、育児の負担はお母さんに偏りがちです。
特に母乳を与えている場合は、3時間程度の間隔で授乳が必要で、お母さんの負担がより大きくなります。
お父さんが育休を取得しても、していなくても、お母さんと相談し、分担して育児や家事を行えれば、多少バランスが偏っていても大きな問題にはなりませんが、
お父さんだけ子どもが生まれる前と同じような生活を送っていたり、自由に過ごしていると、お母さんは不満が溜まり、ストレスを感じます。
産前から育児や家事をどちらもできるように協力体制を整えておくと、産後がかなり楽になり、喧嘩も少なくなると思います!
産後にやってほしい家事は産前に伝えて、できるようにしておくととても楽です!
コミュニケーションが不足する
産後はお互いに育児に慣れておらず、精神的な余裕がなくなり、話していてもお互いにイライラしやすい状態なので、コミュニケーションが不足しがちになります。
話しても毎回口論になったり、きつい口調で返答されてしまったら、話しかけることを躊躇してしまいますよね。
女性はイライラしやすい時期なので、普段なら気にならない事でも、気になってしまったり、きつい口調になってしまう可能性があります!
男性としては産前と同じようにしゃべっても、きつい口調で返されてしまうと、喋りかけづらくなってしまいますね!
上記のようなことが重なると、コミュニケーションが不足し、コミュニケーションが不足することで必要な情報が伝わらなかったり、ギクシャクしたり、そんな状況にイライラして、悪循環に陥りやすくなります。
産後クライシスにならないために重要なこと
産後クライシスにならないために、私たちが重要だと感じたことを紹介します!
完璧な育児を諦めて、パートナーに任せる
パートナーを信頼できずに育児を任せることができず、担当する育児の割合が増えて、ストレスが溜まっている女性は多いです。
特に里帰り出産などで、育児のスキルに差ができてしまうと、パートナーがきちんとできているか気になってしまい、自分でやった方が早い、安心できると、パートナーに任せることができなくなることがあります。
パートナーに任せることができないと、パートナーはいつまでも慣れることができないので、ずっと任せることができなくなってしまいます!
お母さんも産院で何もわからないところからできるようになったので、産院で習ったようにお父さんに教えてあげましょう!
任せることができない方も、任せてもらえない方も、どちらもストレスが溜まってしまうので、完璧じゃなくても危なくなければ、気にしすぎに任せて、早く慣れてもらうことも重要です。
任せることができないと、子どもが寝ている時や機嫌のいい時にしかお母さんが休息が取れず、心身ともに疲弊してしまいます。
子どもがいつ寝るか、どの程度寝るかは親がコントロールできない部分なので、自分たちでコントロールできる育児のスキルを身に付けて、どちらも担当できる状態にする方が良いです。
男性の方が力が強いことが多いので、抱っこを長時間できて寝かしつけが上手かったり、沐浴も得意なんてこともあります。
初めは心配になると思いますが、最終的には自分のためになるので、完璧さや自分のこだわりはなるべくなくして、パートナーに育児を任せられるようにするのがおすすめです。
男性が数カ月育休を取得し、女性が里帰り出産をしなければ、育児のスキルに差は出にくいですね!
お互いにリフレッシュする時間を設ける
子どもが生まれる前までは、お出かけしたり、ネットフリックスを見たり、お互い趣味に使う時間があり、リフレッシュする時間が取れていたと思いますが、産後はなかなか自分の時間は持てません。
3時間おきに授乳をし、隙間時間で家事をこなし、ご飯を食べて、お風呂に入っていたら、すぐに1日が終わってしまいます。
毎日そんな状態だと、精神的に余裕がなくなり、赤ちゃんにイライラしてしまうことも少なくありません。
親になったからって自由な時間が無くなっても大丈夫、なんてことはないですよね!
そこでおすすめなのが、パートナーや家族に赤ちゃんを預けて、1日自由な時間をもらい、リフレッシュする方法です。
初めは自分が見ていない時間が怖く感じたり、人に預けるのが不安かもしれませんが、両親であれば、自分や兄妹を育てた経験もあるので安心して預けられます。
パートナーに預けるのが不安という方は、不安なところを伝えて改善できれば、安心して預けられると思います!
例えば、パートナーとお互い週に1日ずつそれぞれ自由な日があれば、リフレッシュする時間が取れて、1日見ていてくれた相手にも感謝の気持ちを持つことができるようになります。
1人で見る日は負担が大きくなってしまいますが、負担が大きくなる日があっても、自由な日があれば、お互いリフレッシュして育児に取り組むことができるようになります。
二人ともが自由な時間が取れず、お互いストレスに感じているのであれば、リフレッシュする時間が取れるようにするにはどうすればいいか、夫婦で話し合ってみることをおすすめします!
私たちはお互いの実家に行くときに、半分程度はパートナーと一緒に行かずに、パートナーに自由な時間を過ごしてもらっています!
お互いの実家なので、家族も面倒を見てくれて、パートナーの負担も増えずに自由な時間が取れるのでおすすめです!
お互いがストレスに感じない育児、家事のバランスを見つける
お互い別の家庭で育ち、それぞれの価値観があるので、育児のやり方が一致することはほぼありません。
そこで毎回自分のやり方を貫いていると、パートナーは不満が溜まりやすくなります。
ネットにも情報があふれているので、どの情報を選択するか、情報の取捨選択も個人の価値観に影響されます!
すべての育児のやり方を指示されると、誰でも嫌な気分になってしまうので、間違いがなければ、相手の育児のやり方を尊重することも大事です!
同棲を開始した時のように、家事はどんな割合でしたいとか、料理は得意だから掃除を担当してほしいとか、それぞれの得意不得意を考慮した役割分担、バランスを見つけることが重要です。
母乳で育てている場合、お母さんに負担が偏りがちなので、沐浴やおむつ替え、洗濯などの家事をお父さんが担当するなど、どちらも不満のないバランスを見つけられれば、喧嘩になることも少なくなります。
生まれてから1カ月程度は、お母さんの体が元に戻るために重要な期間なので、全ての家事を行うぐらいの気持ちでいましょう!
思いやりをもって相手に接する
産後はどちらも慣れない育児をしているので、余裕がない状態ですが、そんな状況でも相手を思いやることは重要です。
ガルガル期だから相手に強い口調で喋ってしまうのはしょうがないと女性側が思っていたり、産後のダメージやガルガル期のことをまったく考慮せず、産前と同じように接してと男性側が思っている家庭ではうまくいきません。
ホルモンバランスや産後のダメージの影響でイライラしてしまうことを男性は考慮して接するべきですし、女性はガルガル期であっても、相手が嫌な気持ちになってしまう接し方は極力しないようにした方が良いです。
自分の接し方によって相手の接し方も変わるので、まずは自分が思いやりを持って接することが重要です。
どんな状況であっても、良好な関係を保ちたいのであれば、相手がされたら嫌なことはしないようにするべきですね!
どうしてもイライラしてしまう場合は、パートナーと相談して、一定期間なるべく関わらないようにするのも一つの方法です!
1人目の子どもの時に負担を感じたら、どちらかが2人目は無理となってしまう可能性もあるので、今後にも影響する可能性があります!
産後におすすめのアイテム
これがあったら産後が楽になるというアイテムを紹介します!
簡単に調理できるご飯
産後は育児に慣れるまで料理をする余裕がなかったり、体調が悪かったり、料理をする時間があるなら寝ていたい時もあります。
赤ちゃんがずっとぐずっていたり、急に体調が悪くなったりしたときに、レンジで温めればすぐに食べられるご飯があれば、とても助かります。
母乳育児をしている場合はあまり好まない方もいるかもしれませんが、そんな場合でもパートナーのご飯は作らなくて済むので、負担が少なくなります。
男性が育休を取得していれば、料理を任せてしまうのが良いですが、育休を取得できない方も少なくないので、産前にストックしておくことをおすすめします。
ワンオペの方は特にストックしておくことをおすすめします!
ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン
私たちが育児をするときに絶対に持っておいた方が良いとおすすめするアイテムが、ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンです。
赤ちゃんはミルクをあげても、おむつを替えても、何をしても泣き止まない時があります。
お腹の中にガスが溜まっていて気持ちが悪かったり、どこかかゆいところがあったり、親がどうしようもない理由で泣いていることもあります。
そんな時に抱っこしながら泣き声をずっと聞き続けるのは精神的にしんどいので、ノイズキャンセリングのイヤホンを購入し、泣き声を小さくできると、余裕をもって気にしすぎずにあやすことができるようになります。
特に赤ちゃんの泣き声で動揺してしまう方や、気になってしまう方は、必要以上に気にすることが無いようにノイズキャンセリングイヤホンを使ってみるのがおすすめです。
有線だと、赤ちゃんが暴れて取れたり、スマホやタブレットを持っておく必要があるので、ワイヤレスがおすすめです!
ノイズキャンセリングがオンの状態でも全く聞こえないなんてこともなく、オフにすれば通常通り聞こえるので安心です!
タブレット
赤ちゃんを寝かしつけている時や、あやしている時にYouTubeやNetflixなどの動画を見ながらできると、楽しみながらあやすことができます。
赤ちゃんの機嫌が悪い時や寝つきが悪い時だと、1時間以上抱っこしていたり、あやしていたりすることも少なくありません。
動画や音楽なしであやすのは、5分でも長く感じます!
長い時間あやす時に動画を見ながらできると、退屈に感じずに、時間が過ぎるのも早く感じるので、あやしながら見られるタブレットがおすすめです。
テレビだと持ち運びできず、寝かしつける時には明るすぎて、スマホだと小さすぎて見にくいです!
あやしながら見るときは、iPadぐらいの、少し大きめのタブレットが見やすくて良かったです!
お互いが精神的に余裕を持ち、育児に取り組むことが大事!
20歳の共働き夫婦が、産後クライシスにならないために重要なことや、産後におすすめのアイテムを紹介しました。
特に初めての育児の場合はわからないことだらけで、お互いに余裕がなくなり、喧嘩や口論になってしまうことが多くなります。
私たちも最初の3週間程度は口論が絶えませんでした(笑)
自分のことで精いっぱいだと相手を思いやることもできないので、まずはお互いが精神的に余裕のある状態を保つことが重要です。
余裕のある状態を保つためにどうすればよいかを二人で話し合い、育休を取得した方が良ければ育休を取得した方が良いですし、育児や家事のバランスを見直すだけで良ければそれで良いと思います。
赤ちゃんにとっても、両親の仲は良い方が良いので、家族や自治体の制度など、頼れるところには頼って、育児に取り組んでみてください。
初めの1カ月だけでも育休を取れれば、お母さんだけでなく、お父さんも楽になると思うので、おすすめです!
ワンオペでも問題ない人もいて、個人の能力差によるところも大きいので、パートナーと何が最善か、よく話し合ってみてください!
コメント