この記事では石垣島から離島に行くときに利用するフェリーの利用方法や注意点、欠航時の対応を紹介します!
- 石垣島から離島に行く方
- 欠航になった場合の対策を知りたい方
- 利用した感想を知りたい方
石垣島から離島に行くときはフェリーを利用しますが、あまり馴染みのない方も多いですよね。
船乗り場に何分前ぐらいについていればいいのか、欠航はいつわかるのかなど、わからないことも多いです。
この記事ではフェリーの利用方法や注意点、欠航になった場合の対処法を紹介しますので、フェリーを始めて利用する方、使い慣れていなくて不安な方はぜひ参考にしてみてください。
石垣島でフェリーを利用する時の注意点
フェリーを利用する時の注意点を紹介します!
フェリー会社は2社ある
石垣島から離島へのフェリーは、八重山観光と安栄観光の2社が運営しています。
料金は同じで船もほとんど変わらないので、どちらの船に乗っても問題ありません。
2社間の共通乗船券制度は廃止されたので、チケットを購入する際には会社と時間を間違えないように気をつけてください。
私たちが乗った船は安栄観光のほうが座席の位置が海上に近く、揺れを感じやすかったので少し酔いやすかったです!
現金しか使えない離島がある
乗船券の購入時に現金しか使えない離島もあります。
石垣島で予め往復券を購入しておくのも良いですが、離島はそもそも現金支払いの場所が多いので、ある程度の現金は持っておく方が便利です。
現金が足りないと思って、ネット予約でクレジットカードで支払おうとしても、当日分は予約できないので注意してください。
予約の場合は乗船時間が指定されるため、ツアーの終了時間が変動する方や、臨機応変に動きたい方は現金を持っておくことをおすすめします。
安栄観光は各離島での精算方法がHPに記載されているので、チェックしてみてください!
フェリーのチケット売り場は混雑する
私たちは2月に旅行したので売り場は混雑していませんでしたが、ハイシーズンは混雑し、乗船時間に間に合わないこともあります。
時間にゆとりを持って行動できれば良いですが、計画通りにいかない場合もありますよね。
そこで便利なのが、事前予約とチケットレス乗船です。
予約するとスマホのQRコードで乗船できるので、チケット売り場が混雑していても列に並ばずに乗船できます。
八重山観光と安栄観光の2社とも運用しているので、時間ギリギリになりそうな方や、時間指定で問題ない方は予約がおすすめです。
離島での船乗り場がわかりにくい
石垣島はフェリー乗り場に番号があり、館内で放送されるのでわかりやすいですが、離島では乗り場の番号や館内の放送はありません。
同じ時間に複数の船が並んでいる場合もあり、自分が乗る船がわかりにくい場合がありました。
ゆったりとしたイメージのある沖縄ですが、フェリーは時刻表通りに出港するので、乗り遅れないように注意してください。
船乗り場には船員さんがいるので、わからなければ列に並ぶ前に聞いてみてください!
石垣島から離島への所要時間とフェリーの料金
離島への所要時間と料金です!(2023年3月時点)
- 石垣ー竹富 10分~15分 790円
- 石垣ー黒島 25分~30分 1510円
- 石垣ー小浜 25分~30分 1400円
- 石垣ー大原 40分~90分 2060円
- 石垣ー上原 40分~50分 2690円
- 石垣ー鳩間 40分~50分 2690円
- 石垣ー波照間 60分~80分 4070円
ネットで予約すると30円から100円程度お得になります!
フリーパスの料金
離島めぐりをする方は、フリーパスを買うほうがお得な場合があります。
フリーパスの料金はこちらです。
フリーパス | 3日間 | 4日間 | 5日間 |
---|---|---|---|
八重山観光 | 8800円 | 9800円 | なし |
安永観光 | 6800円 | 7800円 | 8800円 |
安永観光 (波照間島航路あり) | 12000円 | 13000円 | 14000円 |
フリーパスの料金は安永観光のほうが安いですが、この料金に追加で「燃料油価格変動調整金」を乗船するたびに支払う必要があります。
これが意外と高いです。
変動調整金 | 大人 | 小人 |
---|---|---|
竹富 | 270円 | 150円 |
小浜 | 480円 | 240円 |
黒島 | 510円 | 270円 |
大原 | 690円 | 360円 |
上原 | 900円 | 450円 |
鳩間 | 900円 | 450円 |
波照間 | 1380円 | 690円 |
例えば、西表島の上原港に行くと、往復で1800円かかるので、八重山観光のフリーパスとほぼ変わらなくなります。
料金だけ見ると、八重山観光のほうが安くなる可能性が高いですが、竹富港ー黒島港など、安永観光しか運航していない航路もあります。
料金と利用したい航路の確認をしてから、フリーパスを購入してください!
フリーパスあり、なしの料金比較
フリーパスの料金と、フリーパスを買わない場合の料金を比較しました。
使用する航路は西表島(上原港)、竹富島、黒島の3航路で、フリーパスは3日間としています。
このプランの場合、八重山観光のフリーパスを買うと少しお得になります。
色んな離島に行く方や、料金の高い航路を使用する方は、フリーパスのほうがお得になる可能性が高いです。
ただし、フリーパスは乗りたい船がすでに満席の場合は乗れない場合があります。
ハイシーズンは乗れない可能性が高くなるので、フリーパスより多少高くなっても、事前に予約するほうが安全ですね。
フェリーが欠航した時の注意点
フェリーは台風などの強風によって、欠航する場合があります。
冬季(12月~2月)は強風による欠航が多く、西表島上原港と波照間島は50%ぐらいの確率で欠航する年もあります。
実際に私たちが西表島にツアーで行くときも、上原港行きは欠航でした。
フェリー会社に連絡すると、当日の6時に欠航するか判断するとのことでしたが、ツアー担当者からは前日に船が欠航すると連絡がありました。
西表島のツアーは上原港が集合場所になっている場合が多いので、上原港の船が欠航になると、ツアー参加者は大原港経由で上原港に行きます。
大原港利用時の注意点は、3つあります。
- 船の出航時刻が異なる
- 送迎バスがある時間帯の船を選ぶ
- 上原港行きのチケットを購入する
順番に説明します!
船の出航時刻が異なる
大原港行きと上原港行きの船の時間は異なります。
ツアーに申し込んでいる場合は、担当者からツアーの時間に間に合う船の時間が連絡されます。
大原港を経由する場合は、上原港行きの船より1時間程度早い船に乗るので、バスは使えるか、ホテルで朝ごはんを食べる時間はあるか、確認しておくと良いです。
朝の早い時刻のフェリーだと、6時から朝ごはんを食べられるホテルじゃないと、間に合わない可能性があります。
ちょうどいい時間のバスがない場合が多いので、タクシーを予約しておくのがおすすめです!
送迎バスがある時間帯の船を選ぶ
上原港への船が欠航の場合、大原港から上原港へのバスが無料で利用できます。
西表島大原の時刻表で、バスのマークがある時間は上原港までのバスが利用できる便です。
朝の便だと、石垣島7時10分発の便と、8時30分の便はバスがありますが、7時50分の便はバスがないので注意してください。
上原港行きのチケットを購入する
上原港までの便が欠航し、大原港経由で行く場合も上原港行きのチケットを購入するようにしてください。
上原港行きのチケットを買うことで、大原港から上原港までのバスのチケットがもらえます。
チケットを購入する際に、係の人に上原港までと伝えると、大原港までのチケットとバスのチケットをもらえます!
石垣島でフェリーを利用した感想
私たちは西表島、竹富島、黒島に行きましたが、船は思っていたよりも揺れました。
スマホや本を読んでいると酔いやすいので、離島のリサーチなどはフェリーに乗る前に済ませておくのがおすすめです。
船は揺れやすく、私たちも少し酔いましたが、海がとてもきれいなので、ぜひ窓から見える景色も楽しんでください。
景色が見たいということで、船外の椅子に座る方もいますが、エンジン音が大きいので船内の椅子がおすすめです。
船酔いがひどく、体調が悪くなってしまうという方は難しいかもしれませんが、可能であれば離島を旅行の計画に含めてみてください。
それぞれの全く違う島の良さを感じることができ、私たちはとても良い経験ができました。
西表島、竹富島、黒島のおすすめスポットもぜひ参考にしてください!
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