この記事では家賃の減額に成功した方法や交渉のタイミング、成功しやすいコツを紹介します!
- 住んでいる物件の家賃を下げたい方
- これから入居する物件の家賃を下げたい方
- 固定費を下げたい方
今住んでいる物件の家賃がもう少し安ければ更新するのになとか、この物件があと3000円安ければ契約するのに、と思ったことがある人は多いと思います。
でも家賃は変わらないよな、素人だし交渉してもしょうがないよなと思い、交渉しない方は多いです。
私たちは物件の更新時に家賃の減額交渉を行い、83000円だった家賃が80000円になりました。
そこで今回は家賃の減額に成功した方法や、交渉するタイミング、実際に使用した資料、交渉しやすい物件を紹介します。
住んでいる物件の更新、内見した物件の契約を家賃で悩んでいる方は解決できるかもしれませんので、ぜひこの記事を参考に家賃の減額交渉をしてみてください。
不動産の知識がなくても交渉できますし、メールのみだったので思ったよりハードルも低く、簡単でした!
物件の更新をメインでお伝えしますが、物件の契約時にも参考になるので、ぜひ読んでみてください!
家賃交渉を始めたタイミングと更新までの流れ
家賃交渉(物件更新時)の流れを紹介します!
まず初めに、家賃交渉のための資料を作成します。
資料作成後、管理会社に家賃を減額したい旨のメールに資料を添付し、連絡します。
大家さんと直接物件の契約を行っている場合は、大家さんに連絡します!
管理会社(大家さん)から回答をもらい、内容に納得できれば更新、現状維持など納得できない場合は交渉を継続するか、退去の連絡をします。
退去する可能性がある場合は新しい物件と契約する時間が必要なので、2カ月~3カ月ほど前から連絡しておくのがおすすめです。
交渉が長引いたり、連絡が遅い可能性もあるので、早めに交渉しておくと安心です!
家賃交渉に欠かせない資料作りのコツ3選
それでは家賃の交渉を行うための、資料作りのコツを紹介します!
同じ物件の他の部屋の家賃や空き情報を調べる
まず初めにチェックしたいのは、以下の項目です!
- 同じ物件の家賃に差はないか
- 物件に空き部屋が多くないか
部屋の広さや階数、設備が同じで、家賃が低い部屋があれば交渉し、同じ家賃にしてもらえる可能性は高いです。
また、居住している物件に空き部屋が多い場合も家賃を下げられる可能性が高いです。
大家さんの立場から考えると、空きが多い物件の居住者は貴重です。
これ以上空きが増えたら収入が減って困るので、空きが出るぐらいなら家賃を少し下げても住み続けてもらえる方が、大家さんにとっても得になります。
空き物件は収入が入るどころか、固定資産税や管理費でむしろマイナスになります。
周辺エリアの家賃相場と比較する
居住している物件の他の部屋と家賃に差がない場合は、周辺エリアの他の物件と比較し、交渉することが可能です。
交渉に使用したい周辺エリアの物件は、以下のような物件です。
- 住んでいる物件より条件が良い物件で家賃が同等、もしくは安い物件
- 築年数や設備などの条件が似ている物件の、㎡単価が安い物件
広さが同じで築年数や設備が新しい物件や、駅に近いなどの条件が良い物件より家賃が高ければ、せめて同じ家賃にしてほしいと思うのは当然です。
また、今住んでいる物件が家賃10万円の60㎡で、周辺に9万円で65㎡の物件があった場合、大きな差がなければ9万円の物件を選びます。
居住している物件の周りに安くて条件の良い物件が多ければ、相場よりも高い証拠になるので交渉しやすくなります。
- ㎡単価の計算=①100000円/60㎡=約1667円/㎡、②90000円/65㎡=約1385円/㎡
- ①の物件を単価1385円/㎡で再計算すると、1385円/㎡×60㎡=83100円
不動産会社によっては、別の建物の事例は細かい条件が違うと言われることもあるので、うまく活用してください!
居住物件のマイナス面を伝える
居住している物件のマイナス面を、同じエリアの物件と比較して交渉材料にできます!
- 入居後に窓側に新たに建物が建築され、日当たりが悪くなった
- 内装はきれいだけど築年数が古く、建築基準法の耐震基準を満たしていない
- 築年数や設備などが似ている物件があり、駅までの距離が2倍かかるが家賃が同じ
- スーパーや薬局などの施設が使いにくい
実際に住んでみるといろいろなことがわかり、この部分が不満だと思う箇所が出てくると思うので、その箇所を比較すれば、家賃減額の交渉材料にできます。
できる限り客観的な意見を出し、誰が住んでも不便だと思う箇所を伝えることが重要です!
家賃の交渉時に注意したい3つのポイント
家賃の交渉を行うときに気をつけたいポイントを紹介します!
不動産会社や大家さんの立場を考慮する
家賃の交渉はお願いベースで行うのが重要です。
不動産会社や大家さんからすると、家賃を下げると収入が減り、交渉の手間も増えるので歓迎すべきことではありません。
家賃交渉がきて喜ぶ大家さんや不動産会社はいないと思います(笑)
家賃を下げるメリットがないと、大家さんも交渉しようとは思ってくれません。
人気のないエリアだから、今の居住者が抜けると空きが続いて収入がなくなりそうとか、トラブルがない丁寧な人だから住み続けてほしいとか。
逆にトラブルが多い人や、すぐに空きが埋まりそうな場合は、家賃を下げてでも住み続けてほしいとはなりません。
家賃を下げると大家さんは現状より収入が減るので、その気持ちを考慮し、家賃を下げてもいいと思ってもらえるように接することが大切です。
自分が大家さんの立場だったらということを考慮して、交渉してみてください!
交渉が成功しやすいタイミングに交渉する
家賃交渉は時期によって成功率が大きく変わります。
大家さんが家賃を下げる判断をするときは、退去されるより家賃を下げた方がメリットがあると思ったときです。
例えば、賃貸の閑散期で今退去されると空室が続きそうな場合は、家賃を下げてでも更新してほしいと思います。
逆に繁忙期ですぐに借り手が見つかると思う時期は、家賃を下げずに退去してもらうほうが良い場合もあります。
基本的には更新のタイミングで交渉するのが良いですが、違約金がかからない場合は更新後の閑散期に交渉するなど、タイミングを考慮し、交渉してみてください。
1月~3月などの繁忙期はできるだけ避けたいですね!
家賃を下げられなかった場合の対応を考えておく
交渉しても家賃が下がらなかった場合の対応は、事前に考えておく必要があります。
家賃が下がらなければ引越すのか、下がらない場合でも住み続けるのか。
引越しする場合は、交渉時から引越し先の物件をいくつかピックアップしておくと、交渉がうまくいかなかったときでも慌てずに済みます。
ただ、家賃を下げたい=生活費を下げたいなので、引越しする場合は引越し代や物件の契約費を考慮する必要があります。
生活費を安くできる引越し先や、今より住みやすい物件を選べなければ、引越しをする意味がなくなってしまいます。
- 家賃が下がらず、家賃10万円の部屋にそのまま2年間住み続けた場合
- 家賃2年間240万円+更新料4万円=244万円
- 家賃9万円の家に引っ越した場合
- 家賃216万円+引越し・物件契約費用40万円=256万円
引越しする場合は長く住む方がお得になるので、どのぐらい住むのか、年数も考慮し計算するのが重要です!
実際に家賃交渉した資料を公開
実際に交渉した資料を公開しますので、良ければ参考にしてみてください!
賃料減額交渉書の内容
周辺物件とも比較したので、資料の作成は3時間程度でした!
管理会社とのメールのやり取り
資料を作り、メールを1通送るだけで家賃を減額することができました!
一度目の回答後、7万8000円で再交渉しましたが、それは厳しいとのことだったので、80000円で契約を更新しました!
メールのやり取りのみで、最終の結論まで2カ月程度の時間がかかりました!
家賃交渉は誰にでもできるのでぜひチャレンジを!
家賃交渉の流れから、実際に使用した資料を紹介しました。
私たちは宅建士や二級建築士、FP2級などの資格を保有していますが、不動産屋さんで働いたことはないのでただの素人です。
ただの素人ですが、本を読み少し行動を起こしたことで、83000円だった家賃を80000円に値下げすることができ、年間36000円の費用を浮かせることができました。
年間36000円だと、水道代がタダで使えるぐらいの値段ですね!
交渉がうまくいかなくても家賃が上がったり強制退去させられるわけではなく、借り手側は現状維持か減額なので損をすることはないです。
また、貸主側も家賃の減額をしてでも借り続けてほしい場合もあるので、交渉してみる価値はあります。
少しハードルが高いなと感じる方や、もう少し知識をつけてから交渉したい方は、ぜひ書籍を読んでみてください。
記事を読んでいただいた方の家賃が、少しでも安くなれば嬉しいです。
参考にした書籍はこちらです!
同棲生活に関する記事はこちらを読んでみてください!
コメント