この記事では、知床ネイチャークルーズのクジラ・イルカ・バードウォッチングについて紹介します!
- 知床ネイチャークルーズについて知りたい方
- クルーズ船に乗る時の注意事項を知りたい方
- クルーズ船で見られる景色を知りたい方
知床で人気のアクティビティ、知床ネイチャークルーズのクジラ・イルカ・バードウォッチング。
動物探索がメインのクルージングですが、天気が良ければ国後島や知床半島を見ることができ、絶景も楽しめるツアーです。
本記事ではクルージングで撮影出来た写真や参加した感想、おすすめポイント、注意事項を紹介します。
晴れている日は景色だけでも乗船する価値があります!
知床ネイチャークルーズで撮影した動物や景色
知床ネイチャークルーズ(5月末)で撮影した写真を紹介します!
天気が良ければ、知床半島の山々や国後島を一望できます。
動物に会えなくてもこの景色を見られて満足だなと思うぐらい、きれいな景色でした。
他の会社のクルーズ船と連絡を取り合っているので、動物を発見できる確率は高いです。
私たちが乗船した時も連絡をもらって、シャチがいるポイントに移動しました。
2階のほうがシャチを見つけやすく、遠くのシャチも撮影できます。
船の近くに来ると、1階のほうがより間近でシャチを撮影できます。
1階と2階は行き来自由なので、動物が遠い時は2階で観察し、近づいたら1階に降りることもできます!
私たちが撮影した写真は船内の写真を除いて、全て2階からの写真です!
イシイルカは海面から体全体を出さずに泳ぐので、なかなか写真で姿をとらえることは難しいです。
今季初のマッコウクジラも見られたようですが、日ロ中間ラインより国後島側にいたので、肉眼で見つけるのは難しかったです。
私たちが乗船したクルーズでは20頭近いシャチの群れを見れて、赤ちゃんシャチもいました!
国後島の方角に向かっていくシャチたちの後ろ姿は、とてもカッコよかったです!
知床ネイチャークルーズの魅力
私たちが乗船して感じたクルーズ船の魅力を紹介します!
生き生きとした野生の動物が間近で見られる
知床ネイチャークルーズでは、シャチやクジラ、イルカなどの大型海洋生物を間近で観察することができます。
動物園や水族館で動物は見られますが、野生の動物が生きている姿を間近で見られる機会はなかなかないので、とても貴重な体験ができます。
人間のフィールドではなく動物のフィールドなので、人間の手にかかっていない動物が何をするかわからない緊張感もありました。
日本で定期的にシャチを見られるのは知床だけなので、日本で唯一の貴重な体験ができる点もおすすめです!
国後島や知床半島の山々を一望できる
天気が良ければ海洋生物だけではなく、知床半島の山々や国後島を一望できます。
私たちは運良く動物と遭遇できましたが、動物に会えなくても乗船して良かったなと満足できるぐらい、きれいな景色です。
5月の末に乗船したので、知床半島は新緑と頂上付近に残る雪がとてもきれいでした。
あくまで動物がメインですが、景色がきれいな時期を狙って乗船するのもおすすめです!
知床ネイチャークルーズの運行期間や見れる動物
知床ネイチャークルーズが運行している期間や、クルーズで見られる動物、乗船料金を紹介します!
クルーズ船が運行している期間
知床ネイチャクルーズは冬は流氷・バードウォッチング、冬以外の時期はクジラ・イルカ・バードウォッチングを楽しめる遊覧船です!
- 流氷・バードウォッチング:1月下旬~3月中旬
- クジラ・イルカ・バードウォッチング:4月下旬~10月中旬
前日ウトロ地区に停まる方は、知床横断道路が終日通行可能な5月末から11月ごろがおすすめです!
クルーズ船の運行時間
知床ネイチャークルーズの運行時間は約2時間30分で、クジラ・イルカ・バードウォッチングは9時からと13時からの便があります。
流氷・バードウォッチングは早朝便(5時ごろ)と朝便(8時30分ごろ)、昼便(13時ごろ)があります。
クジラ・イルカ・バードウォッチング | 流氷・バードウォッチング |
---|---|
9時~11時半頃 | 5時頃~7時半頃 |
13時~15時半頃 | 8時半頃~11時頃 |
13時頃~14時頃 |
最少催行人数(5人)に満たない場合や、高波や悪天候の場合は船が欠航する可能性があります!
流氷・バードウォッチングの早朝便は出航時間が未定なので、前日に集合時間の確認が必要です!
クルーズ船の料金
知床ネイチャークルーズは以下の料金(税込)で乗船できます!(2023年5月時点)
クルーズ料金(約2時間半)
- 大人:8800円
- 小学生:4400円
- 未就学児:無料
クルーズ料金(約2時間半)
- 早朝便・朝便:大人 11000円(一眼レフ持ち込みあり)
- 早朝便・朝便:大人 8800円(一眼レフ持ち込みなし)
- 早朝便・朝便:小学生 4400円
- 昼便(1時間):大人 4400円
- 昼便(1時間):小学生 2200円
- 未就学児:無料
JAF会員やリロクラブ、宿泊者限定割引クーポンなどもあるので、公式HPで確認してみてください!
知床ネイチャークルーズで見られる動物
クルーズでは毎月同じ動物が見られるわけではなく、時期によって遭遇できる動物が変わります!
- シャチ:4月~7月
- ミンククジラ:4月~6月
- マッコウクジラ:7月~10月
- イシイルカ:5月~10月
- ミズイシナギドリ:4月~8月
- オオワシ:1月~3月
- オジロワシ:1月~3月
この他にもオットセイやトド、ホッキョククジラ、テレビでも話題になった白いシャチを見られる可能性があります!
船員さんに聞いたところ、白のシャチはアルビノ(遺伝子疾患)なのか、ただ色が白いだけなのかわからないそうです。
クルーズ船に乗船するときの注意点
クルーズ船に乗船するときの注意点を紹介します!
防寒対策をし、濡れてもいい服を着用する
クルーズ船はスピードが速いため、風が強く、水しぶきもかかるのでかなり寒いです。
私たちが乗船した時は5月の下旬で天気は晴れ、最高気温は18.6℃、最低気温は7.6℃、体感温度は陸地ー5~10℃ぐらいの印象でした。
5月末でもフリースやダウンを中に着て、アウターは雨や風よけになるウインドブレーカーがおすすめです。
1階にいた方は全身濡れている方もいたので、靴や服の着替えを持参し、濡れても問題ない服で乗船してください。
2階は水しぶき程度なので、ほとんど濡れません!
暖房がついている室内もあるので、服装間違えた~という方は、動物が見つかるまで待機できます!
クルーズ船は揺れるので、心配な方は酔い止めを飲んでおく
クルーズ船は動いている時だけではなく、動物が見られるポイントで止まっている時も揺れます。
車などの乗り物とは異なる揺れなので、普段乗り物酔いをしない方も注意が必要です。
せっかくのクルーズ時間で気持ち悪くなってしまったらもったいないので、心配な方は酔い止めを飲むのがおすすめです。
酔いそうな方は風当たりの良い2階のデッキから見るのが良いです!
車酔いをしない方でも酔う可能性があり、私たちも昼ごはんを食べるか悩む程度に酔いました。
知床横断道路が利用できるかは要チェック
知床ネイチャクルーズに乗船する方は前日ウトロ地区に宿泊し、当日、羅臼に向かう方が多いと思います。
知床横断道路を通っていく方が多いですが、毎年11月頃から4月下旬ごろまでは冬季閉鎖し、開通後も夜間規制がかかります。
- 第一段階…9時30分~16時(4月28日~5月18日)
- 第二段階…8時~17時(5月19日~5月25日)
- 第三段階…終日通行可能(5月26日~)
9時からのクルーズ船に乗船する場合、第一段階の通行時間では間に合わないので、第二段階から利用できるようになります。
知床峠を初めて利用する場合は40分~50分程度かかるので、第二段階の場合は8時ちょうどに出発するのがおすすめです。
クルーズ船は8時30分前までに受付が原則ですが、第二段階の場合は8時30分を少し過ぎても受付してもらえます!
知床峠の道は霧が多く、鹿やクマが出るエリアなので急ぐと危険です。
私たちが通行した時は、鹿を5匹見ました!
終日通行可能になった場合は、8時30分までに受け付けを終了できるように余裕をもって出発することおすすめします。
私たちは終日通行できる日に遅れてしまい、8時45分を過ぎると乗船は厳しいと連絡いただきました。
遅れそうな場合は、早めに知床ネイチャークルーズ(0153874001)に電話してみてください!
クルーズ船乗り場へのアクセス
クルーズ船乗り場は、知床峠を降りたすぐの場所にあります。
駐車場は無料で利用でき、看板もあるので入り口はわかりやすいです。
クルーズ会社ごとに船乗り場が決まっていて、知床ネイチャークルーズは1番のエリアです!
知床ネイチャークルーズに乗船した感想
動物がメインのクルーズ船だと思っていたので、知床半島や国後島のきれいな景色が見られて大満足のクルーズでした。
船上はかなり寒く、暖房のかかっている部屋はありますが、室内にいると酔いやすいので厚着で乗船することをおすすめします。
シャチが見られるクルーズ船は世界的にも珍しいようで、2割程度は海外のお客さんでした。
日本でその貴重な体験ができるので、知床旅行に行く方は、ぜひクルーズ船で動物やきれいな景色を見に行ってみてください!
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